今回インタビューしたのは、今年で創立10年目を迎える世界的ソフトウェア企業・株式会社ワンダーシェアーソフトウェア。日本・秋葉原にも支社を置き、グローバルな展開が注目される同社のシュフティ活用法を聞いた。
低価格で市場に売出すためにコスト削減は必須条件
まずは会社概要を教えて頂けますか?
弊社は動画音楽変換・編集、復元・復習・復旧、フォトムービー作成、PDF変換・編集などのソフトウェアをはじめ、携帯管理ツールやスマートフォンのアプリなどマルチメディア関連の開発を行っている企業です。本社は中国・シンセン、支社は中国国内、日本、ヨーロッパ、アメリカなど、グローバルに展開しています。
開発を行っている本社には約580名の従業員がいて、そのうち約400名が製品開発に携わるプロジェクトチームなので、製品に関しては全て自社開発。無駄なコストを削減することにより、他社の製品に比べ低い価格設定が実現しています。
便利な製品だからこそ、多くの方に使って頂きたい。“低価格なのにハイクオリティ”は我が社の理念でもあります。
素晴らしい理念ですね。日本での売上シェアも多いのですか?
現在の売上はほとんどが英語圏ですね。日本での売上は英語圏の8分の1くらいですが、マーケティング部門には日本語専門の社員を雇用し、英語圏同様売上げ増進に励んでいます。
また、販売方法に関しては量販店でのパッケージ製品はもちろんWeb上でのダウンロードにも力を入れています。というのも、パッケージ製品は開発から商品になるまでに手間がかかるので時間を要するのが現実。新しい製品をより早くお客様の手元に届けたい。そうなると、やはりWeb がベターですよね。
そして、そのサイトを充実させるために必要となってくるのが日本の方の文章力。以前は外部3社くらいに依頼していたのですが、製品の数やバージョンアップのスピードなどに対応できず全社とも提携解消になりました。結局、自社で行っていましたが、やはりネイティブではないので、滑らかな文章にならないというか…。
なるほど。それでシュフティを利用されることになったというわけですね?
その通りです。こんなに素晴らしいクラウドソーシングがあったなんて!もっと早く見つけるべきでした。
Webサイト充実化のため日本語らしいネイティブな文章を依頼
シュフティではどんな仕事を依頼されているのですか?
製品ページの記事作成や、日本語の校正やリライト。また、口コミやレビューに関しては、実際にアプリや製品を利用して頂いた上でユーザーとしての意見を書いてもらっています。製品には自信がありますが、ワンダーシェアーはまだまだ認知度が低い企業。口コミやレビューの充実が製品購入へ繋がる近道だと思っています。
また、どんな製品にも言えることなのですが、良い点があれば悪い点もあります。ですが、私達はそういったユーザーの声を隠すことはありません。偽りのない記事を掲載することで、お客様にも迷いなく買って頂けるのではないかと考えているからです。また、その意見を起爆剤として次のステップへ踏み出すことも、より良い製品開発へ繋がるのではないでしょうか。
低コストで優秀な人材を活用し、更なる展開へ臨む
シュフティを利用してみていかがでしたか?
シュフティを利用されているワーカーの多くが主婦だと伺いました。以前から私も思っていたのですが、子育てや結婚で仕事を辞められた女性の中には優秀な人材が多く埋もれていると思っています。実際、キャリアを見ると一目瞭然。そんな方達に仕事を依頼できるので、コンテンツ作成も効率良くできるようになりました。
シュフティ利用のメリットはありましたか?
パソコンや家賃などの固定費がかからないので、コスト削減ができたということ。その上、低コストで仕事を発注できるという点も魅力的ですね。また、主婦だけではなく老若男女問わずワーカーがいらっしゃるので記事のテイストが広がります。ほとんどの製品がBtoBですが、BtoCの製品もあります。お客様の年齢層も幅広いので、多くの声を反映できるというのは理想的です。
また、仕事のやりとりもWeb上でできるのでとてもスマート。なにより一番なのは、優秀なワーカーが多く、対応スピードも素晴らしいところではないでしょうか。現在の利用頻度は少ないと思いますが、これからどんどん増やしていく予定なのでよろしくお願いします。
ありがとうございます。自社開発でのコスト削減はもちろん、シュフティの活用によりさらなるコスト削減を実現。クオリティを落とすことなく低価格な製品を売出すという形で還元する。貴社のビジネスプロセスの一端を担えて嬉しく思います。これからもシュフティをご活用下さい。
- 企業名
- 株式会社ワンダーシェアーソフトウェア
シュフティプロフィール - 事業内容
- マルチメディアソフト開発
- インタビュー参加者
- 蔡 元錫様
- WEBサイト
- https://www.wondershare.jp
- インタビュー実施日
- 2013年9月4日